本谷を遡行後、頂上直下から岩に取り付き、山頂にまさにダイレクトに突き上げる遊び心満載のルート取りを計画してもらった。1週間以内にグッと冷え込む予報を見て、これが今シーズンラストチャンスと踏んだ。

ヘッデンにはじまる 
今日は快晴強風 
ユーフレ小屋まで1hr15min 
残雪期でない本谷は初めてでわくわく 
ゴルジュ→巻き 
FIXあり 
αルンゼ 
βルンゼ 
秋の渓相と屏風岩 
γルンゼ 
インゼル 
亀裂の入ったスノーブリッジ。本谷は左 
エゾルリソウ。葉の美しさが別格だった 
この滝は右岸から巻く 
登りも下りも急な草付きだった 
co1050に雪渓。この手前の中洲のような二股は要注意。中洲ではないし、右の水流が多い方は支流 
縁を歩く 
co1250の三又は真ん中を。デカいチョックストーンが目印 
結局左から登った 
要塞に迷い込んだ気分 
ひたすら不安定な急ガレを上がる 
ほぼ旧道に突き当たるまで高度を上げると取り付きに着く 
ダイレクトルート。大きなチムニークラックが目印 
登攀開始11:50 
チムニー内の浮き石がものすごい 
スタンスはしっかりあるが、高度感ある 
快調にロープを伸ばす 
下から見るほど被ってはいない 
なんてロケーション 
“3畳半の草つきテラス”、灌木2本でビレイ 
2P目以降 
ロープの流れが悪くなるので、この後左上のテラスでピッチを切る(15m) 
3畳半、確かに快適にビバークできそうだった 
トポ記載の右のボルトラダーを探すも見当たらない 
右、というより直上ラインにはハーケンあったがラダーではない 
楽しい 
クライマーは荷物背負ってる方がかっこいい 
3P目(トポの2P目後半) 
カムが決まる場所がなく、頼りない残置ハーケン。2つくらいは効いてそうだったらしいが 
ここで青キャメばち効き 
「楽しんで!」の声をもらってフォロー出発 
1か所この高度感でー、と思うスメアリングあり 
最終ピッチは岩も固く登り応えがあった 
1稜に合流すると新しいボルトがあった。13:50登攀終了 
遡行した本谷をバックに 
ロープをつけたまま50m弱で山頂に 
撮り合いっこ 
わかりづらいけど強風 
全リードありがとう! 
大休止後下山 
下山中見えたγ奥壁? 
ヘッデンに終わる
沢と岩をつなげて山頂にドドンと突き上げる爽快感がたまらないルートだった。本チャンの岩でも全く危なげなくスピーディーに登るところはさすがで、フォローも素早く登ることを意識した。
1ピッチ目(4級)、ノの字クラックからチムニー下に体重移動するところが、スタンスも細かく投げ出される感じがあって怖かった。でもそのあとのチムニー内の浮石の方がもっと怖かった。3畳半草付きテラスまでの草付きは冬アックスがよく効きそう。
2ピッチ目、草付き凹角左上のテラスでしばらくルーファイ後、ピッチ切ることに。フォローし見てみると、確かにトポ記載の右のボルトラダーが見当たらない。おそらくテラス真上のハーケンのことか。
3ピッチ目(5級)、フェイスを左上。カムが決まるクラックがなく、リードにはつらかったと思う。それでも上部でカムが決まった後は順調にロープが伸び、ビレイ解除。「楽しんで登ってきて!」の声に背中を押されて、靴ひもを締める。手はいいが、細かいスタンスに慎重に足を入れ替えながらトラバースする。クラック沿いを直上する箇所では足がなく、斜めの壁に思い切って一瞬スメアリングで耐えて、いい手を取りに行くムーブがあった。剣山のジュンジ上部フェイスと感じが似ていた。高度感抜群だが岩は固いので(フォローということもあって)、快適に登れた。あとは傾斜の寝た草付きを進むと終了点。
ボディビレイしてもらってそのまま山頂へ。登攀途中からすごい風を受けていたが、山頂はもっと強風だ。気温が高くてよかった。
大休止後にてくてくと整備された新道を下り、ヘッデンを点けた頃に到着、下山。長くてくたくたになってさっぱりした。

5:00旧道登山口~6:15ユーフレ小屋~11:15頂上西壁ダイレクトルート取り付き~14:00山頂~17:30新道登山口