山行記録

Activity Diary
  • 2022 10.03
    夕張山地
    芦別岳
    投稿者:MiMi投稿日:2022年10月3日

    本谷を遡行後、頂上直下から岩に取り付き、山頂にまさにダイレクトに突き上げる遊び心満載のルート取りを計画してもらった。1週間以内にグッと冷え込む予報を見て、これが今シーズンラストチャンスと踏んだ。

    沢と岩をつなげて山頂にドドンと突き上げる爽快感がたまらないルートだった。本チャンの岩でも全く危なげなくスピーディーに登るところはさすがで、フォローも素早く登ることを意識した。

    1ピッチ目(4級)、ノの字クラックからチムニー下に体重移動するところが、スタンスも細かく投げ出される感じがあって怖かった。でもそのあとのチムニー内の浮石の方がもっと怖かった。3畳半草付きテラスまでの草付きは冬アックスがよく効きそう。
    2ピッチ目、草付き凹角左上のテラスでしばらくルーファイ後、ピッチ切ることに。フォローし見てみると、確かにトポ記載の右のボルトラダーが見当たらない。おそらくテラス真上のハーケンのことか。
    3ピッチ目(5級)、フェイスを左上。カムが決まるクラックがなく、リードにはつらかったと思う。それでも上部でカムが決まった後は順調にロープが伸び、ビレイ解除。「楽しんで登ってきて!」の声に背中を押されて、靴ひもを締める。手はいいが、細かいスタンスに慎重に足を入れ替えながらトラバースする。クラック沿いを直上する箇所では足がなく、斜めの壁に思い切って一瞬スメアリングで耐えて、いい手を取りに行くムーブがあった。剣山のジュンジ上部フェイスと感じが似ていた。高度感抜群だが岩は固いので(フォローということもあって)、快適に登れた。あとは傾斜の寝た草付きを進むと終了点。
    ボディビレイしてもらってそのまま山頂へ。登攀途中からすごい風を受けていたが、山頂はもっと強風だ。気温が高くてよかった。

    大休止後にてくてくと整備された新道を下り、ヘッデンを点けた頃に到着、下山。長くてくたくたになってさっぱりした。

    5:00旧道登山口~6:15ユーフレ小屋~11:15頂上西壁ダイレクトルート取り付き~14:00山頂~17:30新道登山口

Page Top