沢登りへのモチベーションが盛り上がりつつありますが、行先に悩ましい時期ですよね。
日本登山大系を眺めていたら、泥ノ木岩壁帯の記載を見つけたので募集をかけて行ってみました。
参加頂いた大先輩Nさんから50年以上前の小樽GCCの遡行記録を頂き、滝ノ沢から第2スラブを目指しました。
出合は小さく見逃しそう。
出合からほどなく、唐突にゴルジュが見えました。
始まりからは規模を感じず、ワンポイントかな?と思いましたが、ずーっとゴルジュ地形でした。
この滝がちょっとだけ難しかった。
今回は写真右側の見切れている辺りを登りました。
濡れるのを嫌って水線沿いのルーファイはしませんでしたが、帰ってから記録を見ると突っ張って抜けているようです。
少しバランスの悪い突っ張り等も出てきて、簡単なゴルジュを楽しみます。
濡れるのを嫌って1か所巻きましたが、なかなかの悪さでした。
出来るだけ巻かない方が良さそうです。
雪渓が出てきました。
おそらく広場と呼ばれる所。
少し状態の悪い雪渓にビビる私。
側壁がボロボロに見え、スラブと言ってもボロボロなのが想像できます。
とりあえず、雪渓の奥まで見に行ってみる事にしました。
雪渓の末端はシュルンドが大きく口を開けており、2スラと3スラの中間尾根にしか取り付けませんでした。
中間尾根からロープを出して復帰を試みましたが、脆い岩盤に薄く張り付く土がずるずる滑ります。
灌木が3本くらい生えてるだけで、帰りが困りそうだったのでここで敗退することにしました。
雪渓が無かったとしても、どうやって突破するか悩みそうでした。
下降の懸垂はここだけでした。
全体で残置ハーケンを2本ほど見つけましたが、使いませんでした。
目的のスラブを登る事はできませんでしたが、記録の乏しい沢は何が出てくるか分からず、わくわく感が大きく楽しいですね。
ゴルジュも規模感は小さく難易度も高くないものの、しっかりとゴルジュで楽しめました。
札幌から1時間程度とアクセスも良いので、雪渓が溶けた頃にまた来ようと思います。
7:30神社->8:10観音滝->8:50滝ノ沢出合->10:00雪渓->10:30敗退->11:00滝ノ沢出合->12:10下山