山行記録

Activity Diary
  • 2024 03.08
    札幌近郊
    恵庭岳
    投稿者:goro投稿日:2024年3月8日

    予定していた企画山行が中止となり、静かな週末を過ごすことになると思っていた矢先、S吾さんから恵庭岳西峰リッジのありがたいお誘いがあり、急遽参加することとなりました。

    西峰の取付までは、夏道の北東尾根コースと同じ道を辿りますが、期待していたトレースは前日までの降雪でほとんど無かったため、ラッセルを強いられることになりましたが…。

    しかし、リーダーS吾さんの頼もしいラッセルのおかげで、順調に高度を上げていきます。

    自分も先頭に出てラッセルしましたが、膝まである雪に苦戦しペースが上がらないため、早々に先頭を譲りました…。

    登り始めて3時間ほどで西峰の取付に到着です。
    ダイレクトに登るルートは、壁が立っていて難しそうに見えました。

    我々は無理せず、壁右側のより登り易そうなルートを選択しました。
    初見リードは緊張しますが、見た感じでは壁が少し寝ているように見えたため、1ピッチ目はリードで行かせてもらいました。

    雪の状態はグサグサで、アックスが決まらないため少し難義しましたが、ロープ40mほど出た地点にある太い立木まで到達し、支点を取りました。

    2ピッチ目はSさんが行きました。
    Sさんは見た感じどうか~なと思うような細い立木も利用し支点を取っていましたが、利尻などのシビアな登攀ルートでは支点を選べないことも多いため、使えるものは何でも使うのだそうです。
    場合によっては、支点が効いていると信じて登ることも必要なのでしょうね。

    2ピッチ目を過ぎてからは、リッジの反対側に回りピークを目指しました。
    そして、1ピッチ目スタートから2時間10分ほどで、西峰に到着です。

    降っていた雪も、自称晴れ男であるS吾さんのおかげで止んで、徐々に晴れてきました。

    時間にも余裕があるため、次は本峰を目指します。
    西峰から見る本峰もなかなか迫力があり、登攀意欲がそそられるような容姿です。

    時間が経つにつれて雲が薄くなり、支笏湖もはっきり見えるようになりました。
    支笏湖を眺めながらの稜線歩き、贅沢な時間です。

    本峰への最後の登りです。
    本峰への登りはフィックスロープ(一部芯がむき出し…。)を使いました。

    本峰に到着です。
    西峰からは約30分でした。
    そして、一人寂しく記念撮影。

    お二人は何故か手前でストップ。
    その先は怖いから行かないとのことでした。
    ちょっと意外。

    本峰からの下りは登りより怖かった。

    下山途中に見た西峰。
    登った右側のラインも見えます。
    今度はもう少し左側の立っているラインも登ってみたいですね。

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