今回はYさん、Kさんと雄冬の氷壁を登ってきました。
車は、白銀の滝前の駐車帯に停めました。
白銀の滝は氷結していないため、あまり登攀の対象とはされていないようです。
駐車帯から道路を300mほど歩いた辺りから山側の沢筋に入ります。
左がキャンディ、右がババロアです。
キャンディは少し氷が薄そうだったのでトップロープで登ることとし、先ずはババロアから登ることにしました。
下部の氷は柔らかく、アックスが気持ち良く決まります。
あまり傾斜は無いと思っていましたが、登ってみるとそこそこの傾斜があったので、スクリューもちゃんと使いました。
セカンドで登るYさん。
日本海側からの風の影響か、面白い形の氷になっています。
上部は短いれけどバーティカルなので、リードは少し緊張しました。
立木で支点を取ってビレイしました。
滝の落ち口から支点ををとれる場所まで、思っていたより距離があり、ロープも50mギリギリです。
元気なKさん。
登攀の経験はまだ浅いですが、持ち前の体力とやる気でメキメキと力を付けています。
支点です。
残置スリングは無いと思っていましたが、この後で更に上部に残置があることに気が付きました。
背後に海が見え、ロケーションは最高でした。
ババロアの終了点から一度懸垂で沢筋に降り、トラバースして、キャンディに登るための支点を作りました。
この後、懸垂で降りてからトップロープでキャンディにも登ります。
50mロープ2本を連結して懸垂下降します。
キャンディを登るYさん。
ビレイ中のYさん。
最後は支点を回収するために登りましたが、そのあと終了点でロープを落としてしまう失態をやらかしてしまいました。
懸垂で降りることが出来なくなったので、やむなくトラバースして下降地点を探したところ、降りられそうな少しゆるやかな沢筋を見つけました。
下降地点を見つけてほっとしたら、穏やかな海を眺めるだけの気持ちの余裕も生まれていました。
でもメンバーが心配するので、なるべく急いで下降します。
メンバーと無事に合流し下山を開始したところ、今度はKさんが沢に落ちてしまいました。
幸いにも、ほとんど濡れなかったようです。
道路からもキャンディとババロアが少し見えました。
色々とあったけれど無事に帰還。
お疲れ様でした。