山行記録

Activity Diary
  • 2023 05.16
    北アルプス
    立山
    投稿者:maki投稿日:2023年5月16日

     北アルプスの立山で山スキーをしてきました。 内地の山スキーはなんぼのもんか?

    5月1日
     前日の曇天から一転して雲一つない快晴
     7時50分発のケーブルカーに乗車、1時間余りで標高2400mの室堂に到着し雪上の人になる。室堂から一ノ越まで山スキー、そこからアイゼンに履き替えた。今年は雪が少ないらしく、アイゼンが無くてもギリギリ登頂は可能と思われた。室堂から約2時間半で雄山山頂(3003m)に立った。
     14時に雷鳥荘仁到着、16時頃から天気予報の通り雷が鳴りだし、その後しばらく雪が降った。雷鳥荘はすこぶる快適で本州の山小屋の威力を思い知らされた。温泉は白濁の源泉かけ流し。食事は美味しい。

    5月1日ルート
    雄山山頂

    5月2日

    5月2日ルート

     昨夜からの降雪で汚れた雪の上に数センチの積雪がある。8時雷鳥荘発、雷鳥沢キャンプ場を経由して真砂岳の尾根にとりつく。

    雷鳥沢キャンプ場
    真砂岳尾根とりつき
    真砂岳に向かう尾根

     寒気の影響で寒い。強風で新雪が舞い上がる。

    真砂岳に向かう尾根

     振り返ると奥大日岳と大日岳と思われる山が見える。綺麗な形だ。

    奥大日岳と大日岳
    真砂岳直
    稜線 後ろに富士ノ折立(2999m)

     真砂沢を滑走する予定だが、霧中の真砂カール側壁はとても滑れる斜度には見えない。しばらくすると霧が晴れて、真砂沢が姿を現した。

    滑走準備 後ろは真砂岳

    誰も滑ってなさそう。

    真砂沢滑り出し地点

    斜面は広大だがターン弧は小さい。もっと、優雅に大きなターンで滑りたい。

    真砂沢滑りだし地点 でっかい地形に小さいターン弧
    真砂沢滑走 最高に気持ちが良い
    真砂沢 結構デブリがある
    真砂沢と劔沢の合流地点

     真砂岳の滑りだし地点から劔沢出合いまで標高差約900m優しい斜面だった。天気が良く紫外線が強烈

    いつもよりスキーの色が派手にみえる。
    劔沢を登る。奥は源次郎尾根だろうか
    この人は北海道にもいます。みんな一所懸命上流方向に歩いていました。
    長次郎谷通過 奥は八ツ峰でしょうか

     劔沢を詰めていくと、谷は徐々に浅くなり開放的な雪原が広がる。緩やかな斜度が続いており、ここを滑るのも楽しいかもしれない。

    標高が上がるにつれて谷が浅くなり、開放的になっていきます。
    源次郎尾根かな?

    更に標高を上げると、後方に劔岳が見える。

    劔岳

    劔沢のカールを詰めて、稜線に出ると眼下に室堂が見えた。
    大雪山にも同じ景色があるが、やはりこちらのほうがスケールが大きい。今年は雪が少ないらしいが、まるで氷河時代の氷雪に埋もれた山岳の様だった。右下に雷鳥沢キャンプ場のテントが見える。

    劔御前小舎から室堂方向を望む
    雷鳥荘と雷鳥沢キャンプ場

     劔御前小舎から雷鳥沢を滑走する。真砂沢より傾斜があるが、雪が程よく緩んでおり楽しい斜面だった。写真中央のやや左が雷鳥沢

    雷鳥沢と雷鳥沢キャンプ場

    雷鳥山荘から雷鳥沢の滑った跡が見えた。

    雷鳥沢の沢山のシュプール
    雷鳥山荘から大日岳の夕焼け
    日没の立山と私

    5月3日 最終日
     まずは雷鳥沢をもう一度滑った。朝方で雪がまだ固く、斜度もあるため結構難しかった。その後、浄土山(2,831m)へ移動し、山頂から滑走 こちらは頂上直下は若干急斜面だが、全体に傾斜が緩くスキーを楽しめた。

    5月3日ルート
    浄土山直下滑走

     立山は斜面の選択肢が多くスキーを楽しむことができたが人が多かった。登山者、バックカントリー、観光客が一気に室堂に集結しており、そこが標高2400mの場所とは思えない感じだった。

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