9月の上旬に泳ぎもある沢に行ってきました。
え、寒いかもしれないじゃんと思ってネオプレーンの用意もしていきましたが台風11号が暖かい空気を運んできていたのでセミの鳴き声が聞こえる夏の沢となりました。
メンバーは私と新進気鋭の新人S君、北稜のKさんの三名。
須築橋より右岸に渡り左岸に渡りを繰り返して砂防ダムを通過し河原歩きを続けると沢っぽい渓相が始まった。
そして300左股へ突入
いきなりの激シャワー
この小滝は意外と水量が多かった。
ショルダーで突破
落ち口への歩きがフリクション頼りで気が抜けない。
釜からの這い上がりに苦労する。
柱状節理を通り過ぎるとF1が姿を見せた。S君リード。
小滝をステミング。
F5F6を右岸から登り斜め懸垂。
F7右岸から
F8ヤカンの底の登場。
これが見た目よりも泥も付いていてとても怖い。Kさんリード。
登り切った岸壁の残置ハーケンでビレイ。
F9涸れ・・・チムニー?
ドクロ登場
F10激シャワー
570二股
時間を掛けすぎてしまい幕営地を探す。右股に入る直前の左岸に良い場所があった。
整地してテントを張り焚火と食事の準備を並行してたら暗くなった。
温帯低気圧に変わりつつある台風11号の強い風を感じながら就寝。あまりの爆音に夜中に2度目を覚ました。
朝一は高巻きからスタート。かなり立っている土壁で灌木はあれどとても怖い。
F11くの字の滝。わりと脆い。
F12錦蛇柄の滝
F13メインイベントの大滝だ。
S君リード。草付きからトラバース。
セカンドのKさんにランナーを外してもらい昔の記録にあった落ち口へ直上するラインを試してみました。3級程度でしたが2段目への取り付きの為に1歩下に降りる所でのみ足が滑らないように注意。
前年に入ったPTの記録を参考に二股を詰めて山頂へ出ました。
ここまできて気づくのは前日に比べて気温が低く稜線は風が強くて意外と寒いこと。
茂津多コースは笹の刈払いがなされているが足元がよく見えなかったり散らばっている笹で滑ったり枝や幹をくぐる系障害物で高度900を切るまで速度が出ませんでした。
下山すると19時。
茂津多海岸温泉旅館で汗を流し、寿都の居酒屋で酒無しで晩飯を食べ交代で運転しながら札幌についたのは0時を過ぎていました。
今回は大滝が30mロープだとギリギリということで50mと15mフローティングロープを持って行ったがフローティングロープは便利でした。
しかし早々に足を高く上げると攣りそうになってしまい若人にリードを頼む結果になってしまった。
若人の方が岩に強かったのは幸いである。
骨折から1年半を過ぎ、!!の沢に行き自信を取り戻しつつありましたが!!!はまだ早かった・・・反省