2年ほど前から予定はしていながらなかなか行けなかった十勝幌尻岳。
泊まりを好まず、藪漕ぎもしたくない、無駄に林道も歩きたくないなど・・・
わがまま放題で山を楽しんでいます。
昨年の会の方の報告では、この山もずっと笹藪を漕ぎ・・・との報告もあったため敬遠しておりましたが、笹が刈られたとの情報を入手したため行って参りました。
沢靴を履いている人の話もあったため、一応持参し履くつもりもなかったのですが、駐車場にいた方たちが沢靴を履いている姿を見て「履くことに損はない」と、一瞬で沢靴に転換。
結果として、この日は沢靴は必要はありませんでしたが、行ってみないとわかりませんね、こればかりは。
どなたかから、山は現場に行ってみないとわからないとお聞きしたことがあります。おっしゃる通り、そのことをいつも実感させられます。
予報では「晴れ」、見晴らしは「悪い」、風は「なし」。
朝は晴れていたのに、雲行きは怪しくなり・・・
1200M付近では真っ白に・・・
真っ白でも何も見えなくても仕方がない。足取りは重めですが、こればかりは仕方がない。誰のせいでもないと、同行していた方を責めることもなく優しく接します。
スライドは2組、追い越し1組、ピークで1組と本日は5チームが入山しております。
3時間半程度でピークに。
途中で雲は抜け、予想外の眺望を堪能しました。
やはり何があるかわからないですね、山は。
泊まりはしたくないけれど、この山に行くためにはやるしかないのか。
来年でもチャレンジしてみようかなと思いつつ、てっぺんをずーっと見ていました。
こちらは何も考えずぼけーーっとしているだけの写真です。
下山は途中で笹刈りされている箇所がありました。沢の渡渉は少なくすみました。ピンクテープやら笹刈りやら、ありがたいやらそうでないやら。
自然のままを楽しみたい気持ちはありつつ、そんな人工的なものにお世話になりました。笹を刈ってくれた皆様、ありがとうございます。
おわりに
会の一員として数年、1%も役に立っておりません。
条件は同じながら役を担ってくれている方もいるため言い訳は何もできず、貢献できていないことだけは確かです。
計画書を出しても、顔すら知らない人のところに万が一の場合に救助に来て頂けるのか、逆の立場であったならそう考えるかもしれません。
ご依頼は頂きましたが、何かできることをと思いこの記事を書いています。
直接的には難しくても、こうしてできることを今後も考えていきたい所存です。
感謝の気持ちを忘れず、皆様いつもありがとうございます。