3連休はユウトムラウシ川に行く予定でしたが、雨予報のため日帰り可能な熊の沢に変更しました。終了点が旭岳温泉なので車が2台あれば戻るのも便利です。短いですが綺麗な沢でした。
旭岳周辺の地図です。旭岳からいろんな方向に溶岩が流れ出ています。10km以上流れ下って忠別ダムまで達しているものもあります。熊の沢はそんな場所にある沢です。①はお鉢カルデラの火砕流で出来た溶結凝灰岩の柱状節理で層雲峡と同じ起源らしいです。沢の傾斜が急になる②と③が溶岩流の末端と予想
地図①の場所に発電用の取水口があり駐車スペースがあります。そこに車を駐車して入渓します。地図では、取水口より若干上流側に熊の沢と忠別川の合流点がありますが、実際はかなり取水口側に合流点がありました。思ったより水量が多かったです。
巨大な砂防ダムは右岸から巻きます。
しばらく平坦な沢が続きます。
タモギタケ発見
カツラの巨木 沢沿いによく生えている種類です。
沢の傾斜が変わりました。多分最初に地図の②の辺りです。溶岩流の末端かな。
タチカメバソウ この沢に沢山ありました。
20-30mぐらいの滝が出てきました。右岸沿いを登りました。
そうめんを食べました。美味しかった。
バイカモの花が咲いてました。沢登りでバイカモが見られるのは少ない気がします。バイカモって山菜になるらしい。
コロポックルの生息を確認 滝の後ろは深くえぐれていました。どうしてこうなるんだろう?
やがて沢は平坦になります。周りの樹木もエゾマツやダケカンバに変化しました。上流に行くと河原が殆ど無く水際まで植物が生育しています。写真右下には水温や水量が安定した場所に生育するバイカモも写っています。という事は、水量がかなり安定しているという事? 周りの山は溶岩で雪解け水や雨水が地中に浸透しやすく、いろんな場所で湧水となるため水量が安定するのだろうか?
二股の滝に到着 地図③の溶岩流の末端かな?
天人峡から旭岳温泉の登山道に合流します。旭岳温泉にデポした車で天人峡に戻れるのも便利です。