山行記録

Activity Diary
  • 2021 09.03
    日高
    1599峰・ルベツネ
    投稿者:MiMi投稿日:2021年9月3日

    沢のお師匠と去年から狙っていたルベツネ北面沢。今年こそは!…と意気込み準備万端の山行前日に、「緊急事態宣言により元浦川林道閉鎖」の情報が。はぁ?この世に万能な枕詞なんてありゃせんのだぞと憤りながらも、結果憧れの沢を下降できることになってよかった。師匠の帯広時代の友だちと3人でいざ忍者修行へ!

    札内川ヒュッテ手前二の沢に1台分の駐車スペース有り、即入渓(一の沢にも1台)

    何にもない沢を登り

    藪漕ぎなく乗っ越す尾根上へ

    下りも何も出てこないままヤオロマップ川579地点へ出合う

    ゴルジュ地形が続くが

    へつったり

    小巻にしたりで

    浸かることはない

    カモを激流に追い詰めてしまって罪悪感

    ヤオロマップ右沢出合。左へ

    ちなみに今回わたしだけラバー。ヌメりに注意

    ナメが綺麗

    ジャンプは苦手なので師匠の後ろをくっついて動きをマネする

    ヤオロマップ左沢出合。左を見ると…

    すぐこの滑滝が顔をのぞかせている。簡単に登れる。
    時間があるので歩を進め、核心の滝を超えて幕営することにした。

    なんぼか滝が出てきたけど全然覚えてない

    ヌメり大敵なり

    記憶にない

    あったっけ?

    右から見事な滝がかかると、奥に核心の大スラブ滝が見えてくる

    ここを1段上がる

    途中で落ちそうになり、ロープ出した。スラブ怖い

    右岸のバンドとやらは心の弱い清い者には見えないようで、左岸を高巻く

    1時間の高巻き。最低限の高さで巻く、師匠のルーファイ力にいつも感嘆する

    滝上

    ヤな感じの!

    数時間後、上のテン場でこの細い部分が崩壊する音を聞いた

    今日はここでC1! この時は誰も疑いもせずにこのスラブを翌日登ろうとしてた

    師匠の食当はいつも美味い…!

    朝もおいしくいただきました

    夜中強風で、起床を1時間遅らせると、収まった

    正面のスラブではなく、右から合流してくる沢が本流。…危ない

    1番奥の滝が登れなさそうで、奥から3番目手前右岸を高巻く

    上からロープ出してもらった

    あとは小滝をこなしていくと

    あっという間に源頭感。今日は尾根歩きが核心なので、水を2L以上担ぐ

    広葉樹の薄い藪を漕ぐと、ピタリ賞で山頂に飛び出した!

    向かうルベツネをバックに

    帯広労山の50周年Tシャツ。日高全山概念図。…めちゃくちゃ欲しいっ!

    目指せルベツネ

    1599を振り返る

    1599~ルベは踏み跡もほとんどついているし思ったよりひどくなかった。
    3週間前にヤオロ-1599間の尾根行ったからかな?

    登ったばかりの1839南面沢も見えた!尖ってるなぁ~

    この後地図落とした。藪漕ぎ中はヘルメットだめだ…

    わたしのクマ恐怖症によりこの距離で感知

    去年5頭、今年で2頭目…。いらんこんな運

    谷側をのぞき込むと…

    降りる沢型が見えてきた

    ルベももうちょい

    No more bears, plz

    着いた!次は北面沢から来たいな

    この頃から稜上はガスガス

    ずっと緩そうだった。タカネナナカマドの実はクマにとって下剤?

    1535コルまで下ると古いピンテが。踏み跡辿ってCカールに降り立つ

    あれ?妖精?

    きれいだけど、薪が少ないので、今日も計画よりも歩を進めることに

    少し下ると、湧いてきた。歴舟川最初の1滴のうちのひとつと思うと感慨深い

    1か所で30m3回の懸垂で下りる滝があった

    ヌメるのでラバー者だけビビりまくる

    915mが見えたときはほっとした

    振り返ると4~5条の滝、滝、滝

    雪渓は右の側壁から

    C2テン場から振り返る。日高のスケール感にはいつも圧倒される

    ベジー以外の2人にはシショーが撃った鹿ひき肉の麻婆豆腐

    火を見つめ、物思う。深く長く息をする時間

    昨日降りてきた滝は2頭の白龍のよう。美しい

    いよいよ本命キムクシュDAY!! いきなりダイブあり

    思ったよりも冷たくない

    722m3股。十字に合流していてとてもきれい!

    泳ぎはトップを順番こにして体力温存作戦で

    八の函

    七の函

    思い切り

    六の函

    ゴルジュと河原の繰り返し。テン場になるとこ多かった

    五の函

    ラバームーブでへつった。他は水線

    ロープつけたまま移動

    踏切さすが。わたしはここはするっと入水。ジャンプ苦手

    五の函終わり。570m二股

    3段の滝

    よくわからなかった四の函

    高巻くと時間かかりそうなので

    どぉーん!足が着くまで長そうなのでロープなしで各々

    一番長い泳ぎだった。ここは立ち泳ぎでも流れた

    三の函。左岸から高巻いた

    もうそろそろ出合かなと思う頃にまだ二の函

    正直トポの記載と照合できたの二の函くらいかも

    一の函

    へつらず全部中行けばもっと早いんだろうな

    キムクシュ出合410m!今日も予定よりもうちょっと進むことに

    突破できない滝が奥に

    ちょっと戻って

    高巻く。1か所ロープ出した

    明瞭な踏み跡の後はクマの足跡辿ってクライムダウン

    480mあたりでC3。テン場は無限にあるが薪は多くはない

    最後の夜は少し寂しい。今夜は焚火のそばでごろ寝。
    天の川をなぞって、瞼の裏に浮かべる

    3泊朝晩毎食おいしかったです!

    毎日のワンプッシュの積み重ねで今日は大分余裕がある

    行きと同じ二の沢を下る予定だったがショートカットして

    一の沢に乗っ越して下る”一の沢作戦”に変更

    541m。早速荒れた気配

    何もなかった二の沢乗越に比べて滝が多い!

    巨大ビーバーでもいるのかしら?

    !!くらいの体感グレード

    今回1番登攀的な沢だったかもしれない

    ヌメヌメ

    ガシガシ登ると

    藪漕ぎなしで尾根に出た。予定なら今頃ようやく579くらいなのですごく早い

    本州の登山道かと思うほど鹿道がはっきりとしているので利用させてもらう

    虹!

    ほとんど尾根上の鹿道と

    大ガレの沢型をつないであっという間に降りられた

    一の沢はヤオロマップ川側が急なので、入渓には向かないけど、下降には超時短

    懸念していた砂防ダムも1個しか顔を出してなくて、それすら埋まりまくり

    釣り人の踏み跡を上がって

    予定よりかなり早く下山

    天気も大きく崩れることもなく、素晴らしいメンバーに恵まれこの夏一番充実した沢旅になった。感謝感謝。また早く日高に浸りたい。

    8/28
    7:25 札内川ニノ沢入渓~9:25 尾根乗越~11:35 ヤオロマップ川579入渓~11:55 ヤオロマップ右沢出合~12:10 ヤオロマップ左沢出合~13:20 核心大スラブ滝、高巻き~14:25 滝上~15:00 1000m、C1

    8/29
    5:30 出発~5:40 高巻き~8:05 1599峰山頂~10:45 ヒグマ遭遇~12:30 ルベツネ山頂~14:15 Cカール~17:10 915m、C2

    8/30
    5:50 出発~6:45 722m三股~7:10 八の函、七の函~8:25 六の函~9:35 五の函570m二股~10:00 3段の滝~10:35 四の函~13:00 三の函、左岸巻き~13:20 二の函~14:00 一の函~14:40 キムクシュ出合410m~15:50 S字ゴルジュ高巻き~17:10 480m、C3
    8/31
    5:50 出発~6:40 屈曲点541手前出合~9:00 乗越尾根、札内川一ノ沢下降~10:20下山

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