中央労山とも交流のある九州の岳人のお誘いで宮崎の比叡山と鉾岳のクライミングを楽しんだ。宮崎から九州の中心部へ向かった鹿川渓谷(ひしかわ)の奥にある。ここの岩はスラブ系なので手足をペンギンのようにペタペタ貼り付けてスメアリングで攀じる。鹿川渓谷は切り立った岩峰に囲まれていて深く切れ落ちた川は青い花崗岩なので綺麗だ。
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比叡山一峰スラブルートを攀じる宇都宮さん(左写真)。
第一スラブスーパールートを攀じる安田さん 小笠原(右写真)。
比叡山各スラブルート(左図)
終了点の安田さん、 ここまで標高差 220m 7ピッチ Ⅳ+-~Ⅴー(右写真)。
鉾岳を攀じる宇都宮さん 鉾岳の めんちゃん
鉾岳の頂上に到着した長水さん めんちゃん。
鉾岳のスラブルートを攀って来た長水さんめんちゃん、宇都宮さん達と夏道を登って来たパーテイと丁度一緒になったので坊主の頭で全員で記念撮影。
庵鹿川(いろりひしかわ)クライマーの宿では身に余るおもてなしが待っていました。
鯛の姿焼き、猪鍋、猪の燻製、猪の爪先の焼き物、柿とみかんは食べ放題。ステーキなど次から次へ出てくる。この宿の裏には鹿川が心地よい音をたて流れている。
2日目は場所が変わって麓屋(ろくや)クラーマーが集う山小屋です。
比叡山の急な坂道の上にあるので見晴らしが良い。
中国の切り立った山の墨絵のようでした。
クライマーの宿、麓屋(ろくや)では盛大な歓迎パーテイが待って居ました。
若者達がダンスで歓迎してくれました。題名は「花火ダンス」です。
花火が炸裂する時、飛び上がるのでドタドタと大きな音で床を叩くので花火みたいだった。
迫力いっぱいでした。
特に若者の賄いに心を打たれた。嬉々として天ぷらを揚げる人、炭火で焼肉を焼く若者、煮物を作る人、庭で育てたでっかい椎茸をバーター焼きにする人。厳つい若者が私に「次は何を飲まれますか?」などと声を掛けてくれる、涙ものです。
右側の人が比叡山一体を50年に渡り開拓して来た三澤親分。
長水さん安田さん、宇都宮さん、小笠原が上座に案内され談笑。
多くの若者クライマー達の作る料理でおもてなしを受け心に残る旅になった。
3日目は雨になったので昨日攀った比叡山スラブルートをバックに記念撮影。 この九州の岳人たちは2月にニセコを訪れる。できる限りのおもてなしをしよう。
比叡山一帯は猪が多いそうで猪足でもおもてなしを受けた。コラーゲンの塊で関節や肌に良いそうだ♪
クライマーの宿の庭にある柿の木で杮落とし。
甘柿で美味しい。
この日は集落のお祭りがあり皆で参加し景品も当たった。
北海道の人だと紹介され1人1人挨拶をしました。
集落の人たちは皆さん車で来てお祭りで飲んで全員が車で帰った。
山奥の隠れ集落なので警察も居ない。問題は無いそうだ。
九州の人間性は北海道の性格と良く合うようです。
客人を迎えるおもてなしは程度を超えていてその心が伝わって来て感動しました。
初めは長く感じられた6日間の旅でしたが楽しいの連続であっと言う間に終わってしまいました。北海道にない花崗岩のスラブ(1枚岩)ルートはクライマーには魅力いっぱいです。
来年も行かない訳にはいかない。興味のある方はご一緒しましょう。
end