十勝岳温泉から旭岳温泉まで山中1泊で抜ける計画だったが、途中で力尽き目的達成ならず天人峡温泉にエスケープしたが、それはそれで中々のロングラン山行であった。
十勝岳温泉駐車場で前泊し、段々と日が明けてきた富良野岳との分岐辺りをD尾根目指して登る。
ガスガスシケシケのなか最初のピーク、D尾根の頭にある上富良野岳に到着~
鋸岳に近づくつれ徐々にガスが切れ、青空が劇的に拡がり今までのうっとしさが一気に弾ける。
美瑛岳への登りから振り返ると、鋸岳下に宇宙人のような雪渓が!!!
美瑛岳の登りは可憐な純白のつぼをたくさん集めた、コメバツガザクラが出迎えくれる。
振り返るとずっとガスの中だった、十勝岳山頂が見えるようになる。
美瑛富士と石垣山のコルは、またまたのガスガスシケシケになる・・・
オプタテシケ山は西尾根ジャンクションまで、ガスの中だったが段々と視界が良くなりピークが見えるようになる。
十勝岳温泉から9時間10分、時刻は12時20分、オプタテシケ到着を12時タイムリミットとして、引き返すか進むかの分岐点に決めていたが、天人峡温泉へのエスケープでもいいと決め前進することにする。
東尾根ジャンクションからは、残雪をグリセードしながら下って行く、ここは視界が悪いと有らぬ方向に行くので要注意だ!
双子池のコルで水を補給し大休止しながら、下ってきたオプタテシケを見上げる。写真では富士山の形ですが、実物はもっとでかく細身で圧倒されます。
コルからコスマヌプリへの道は、水路道とガサゴソ足探り手探りのヤブ道とで、1時間程かけやっと視界のきく登山道らしくなってきた。
コスマヌプリ手前1569mのピークから見た、堂々したオプタテ!左側には境山と下ホロ
ツリガネ山へと続く稜線上の登山道。そして三仙台が見えるようになる。
今日中に前方ポコ奥の三仙台を越えようしたが叶えそうもなく、三仙台下Co1680m付近にテントを張りC1とした。テントを張り終えると間もなく陽が落ち暗闇となる。今日の行動時間は14時間だった。
翌朝のテン場。夜中は雨がテントを叩き、翌日の行動をどうしようと思案したがなんとか雨も止み、旭岳方面は諦め化雲岳から天人峡温泉へ下ることに決め出発する。
ユウトムラウシ川源頭部のカール地形は大雪渓に埋めつくされている!
トムラウシ温泉分岐到着。トムラウシピークは行かず巻いて北沼を目指す。
今日1日は鬱陶しいガスガスシケシケと諦めていたが、北沼に辿り着くと段々と天気が回復し嬉しくなる。
6/9
03:10 十勝岳温泉
05:05 上富良野岳
06:35 十勝岳
08:54 美瑛岳
12:20 オプタテシケ山
16:00 コスマヌプリ
17:50 ツリガネ山
19:10 三仙台下Co1680付近C1
6/10
04:25 C1発
06:25 南沼
07:00 トムラウシ温泉分岐
10:25 化雲岳
15:50 天人峡温泉