2025.7.23~8.29パキスタン マラングッティ.サール遠征① から続きます。
キャラバン~BC(ベースキャンプ)までの4日間の報告です。
キャラバン1日目 7月27日(日)

9:00。プラドなど3台、荷物も人も満載でゲストハウスを出発。カラコラムハイウェイを北上しシムシャール渓谷という舗装されていない道に入ります。

途中で崩落個所もあり、危険なので車から降りて徒歩で通過。ボランティアの方が修復作業をしており労うエージェントのAli。

40分ほどでデュットに到着。ポーターの皆さんが既に揃っていて賑やか。活気があります。

運ぶ荷物の重さを測っています。多く担いだ人はそれだけ貰える額も多いそう。
待っている間チャイを頂きました。

12:30に出発。20㌔以上担いでいるポーターさんは軽いザックの我々よりも速い!

途中、こんな崖みたいなところをクライムダウン。エージェントのAliが手厚くサポート。

赤いイチイの木みたいな実が生っていて、天然のエナジーフードだと食べていました。麻黄(マオウ)という実だそうで。中国では漢方として使われているそうです。↓↓↓


14:30
2時間ほど歩いて、キャラバン1日目終了。(2872m)
画像では見えにくいですが左側に大きな川がありそこから水を調達。解けた氷河水が氾濫していて茶色く濁っていました。
キャラバン2日目 7月28日(月)

パキスタンは朝から日差しが強いですね。ピンクのシートはキャラバン中に個人テントで敷いていたマットです。日焼け止めもマメに塗っていましたが、それでも日焼けは免れず。

日照りが続いていたからか干ばつしているところも。

温暖化の影響で氷河の融解も加速しているそうです。アタックするマラングッティは雪があるのか否か・・・

キャラバン2日目終了(3284m)
計画ではBC(4300m)に着いている予定だったのですが安定した水が取れるところが少なく、ポーターの数も予定より少なかった為なかなか高度上げられず。
遠くに見えるのはKarun Kuhという名称の山。

今回キャラバンからBCまでの食事を作ってくれたシェフYosof(左)と助手のAbbas(左から2番目)とcha-cha(右から2番目)

日本人の私たちが飽きないようにと色々趣向を凝らしてくれました。
キャラバン3日目 7月29日(火)

ガレガレのサイドモレーンを落石に怯えながらひたすら高度を上げていきますが、息が上がるメンバーもいてスピードが出ません。

やがて左岸に緑地帯が現れお花畑もありました。
奥に見えるのはおそらくデュットサール。

アイベックスの狩猟ができるところだそうで、木にアイベックスの角が大量に飾られていました。まるで芸術作品です。

キャラバン3日目終了(3798m)

人手不足のため、往復したり夜暗くなるまで運んでくれたポーターさんもいて、本当に感謝でした。
キャラバン4日目 7月30日(水)

パキスタンに来て初めての雨。出発してすぐに氷河の上を通るのですが、アイゼンはポーターさんが運んでいる荷物の中なので登山靴で慎重に行きます。そのポーターの中にはスニーカーの方もいて、それが当たり前かのように進んで消えていきました。恐るべし。それでも先頭のポーターさんにアックスを預けており、足場を作りながら進んでいたようです。

アンバリンという、これまた楽園のような緑地帯が右岸にあり。

ここでポーターさんも全員大休憩。

ここをBCにしたらさぞかし快適なのでしょうが、まだまだ標高が低すぎ。
荷物の整理をして再出発。

上部の氷河から解けた水が流れてきて2~3か所で渡渉。

広大なモムヒル氷河とトリボールサールの山裾が見えてきました。まだまだ遠いです。

ポーターさん達が既に集まっていてBCはここが良いと提案されましたが、まだまだ目標の標高に達していないのでメンバー数人で上部へ下見に行きました。結果、荷揚げするには遠いですがやはりここが適地だということに。

そうと決まれば!と、ポーターさんたちが総出でBC設置を手伝ってくれ・・・

瞬く間にキッチンテントと個人テントが張られBC設置完了。

BCが完成した喜びの一枚。皆さん良い顔!

一通り終わり、隊長から細やかながらポーターの皆さんにチップをお渡し。
4日間、重たい荷物や装備を頑張って運んでくださったポーターさん達に敬意を表します。明るくフレンドリーな皆さんに元気をもらった4日間でした!

次は↓↓↓BC生活からマラングッティサール登山活動の報告になります!
2025.7.23-8.29 パキスタン マラングッティ・サール遠征③ | 札幌中央勤労者山岳会
担当はshingoです。