【6月22日】復路キャラバン一日目 BC→ボロチョ

とうとうBCを発つ時がきました
滞在した三週間、色んな事があったなぁ~ 名残惜しい…
5:00の朝食に合わせて3:40に起床 三週間テントの中に出しっ放しだったシュラフ&マットを久しぶりにスタッフバッグに仕舞う

ふと周辺を見わたすと、6/3にBCに到着した時より雪もだいぶん溶けて野花も咲いています たった三週間の滞在だったけど、季節は冬→春へ変わったことを実感


7時頃ポーターさん達が到着

今回もアランドゥ村長が荷物の重さを測り、ポーター一人一人に振分けてくれます 重さは一人25㎏ 往路キャラバンでは66名ほどでしたが、復路は35名ほどポーターさんが来てくれました



パキスタン男性が大好きな(?)フェルトでできたパンケーキ型のお帽子がお似合い♡
自分たちの荷物の撤収が意外と早く終わり、出発を待つウタリ隊員


8時 BC出発 今日の道のりはMグにとって、なまら怖い箇所の連続です
なまら怖い箇所一つ目:BC出発直後の急斜面


写真(↑6/3に撮影)がぼやけていて分かり難いのですが、ここを下ります かなり急なんです



危なっかしいMグをTAKA隊長とN田副隊長が前後で挟んでくれて、励まされながら下ります 二人とも優しい♡

歩き始めてからBCでの運動不足を心底後悔(>_<) 思えばこの三週間、体を動かしたのはY子さんに付き添ってもらって往復2時間程度頂上方面へ登ってみただけでした ラジオ体操すら息切れがしんどくてやりませんでした
こんな斜面をこんな荷物を背負って、しかもこの靴ですたすた歩くポーターは本当にすごい!


なまら怖い箇所二つ目:クレバスだらけの氷河

クレバス地帯が終わるまでの一時間ほど、ロープで繋がって歩きます 立ち止まれないので写真は撮れませんでした
そして私、一回クレバスに落ちました! その瞬間何が起こったのか分かりませんでしたが、気づいたらもう落ちていた感じ(^^; 落ちた本人よりも驚いたのは私の前後で繋がっていたグルとY子さんの方でしょう、ロープでいきなり引っ張られたと思うので…🙇 剛力のグルに引き上げてもらって脱出! もしロープで繋がってなかったら結構下まで落ちちゃってただろうな…



モレーン上は歩き難いです フレーク状の重なった岩もぐらつくし、表面も滑りやすかったです

15:10 ボロチョ到着
発情した雄ロバが大きな鳴き声でいななきながらキャンプ場内を疾走する事件(?)(日常茶飯事か??)が発生(笑) テントの中に居てもすぐ横を走っていく足音が聞こえて、テントにぶつかって来るんじゃないかとちょっと怯えました(◎_◎;)


頭を撫でさせてくれました
18時 夕食はチャパティ、タイ米、マトン肉の煮込み、ダルカレー、フルーツミックスの缶詰
遠征も終盤になってくると作ってもらった料理にも目新しさがなく写真を撮らなくなってきてしまい、夕食の写真が有りませんでした
【6月23日】復路キャラバン二日目 ボロチョ→ボックン
4時起床 朝食まで時間があったのでボロチョキャンプ場の撮影

Y子さんからMグへ相談「トイレはどの辺にする?」
地形がすり鉢状になっていて、このような地形は特に女性にとってトイレの場所を見つけにくいんです 円形劇場みたいな形でどこからも見られてしまうので、死角になる場所までは少し歩かないといけません

白色のブルーシートが四か所ほどに張られています 私たちにはテントが有りますが、ポーターさん達はテントを持っていません

ポーターさん達はこのような岩壁で仕切られた上にシートを被せて、4人~5人くらい入れるのかな?、身を寄せ合ってたき火をしながらブルーシートの下で一晩を過ごします
ポーターさんの持ち物といえば、背負子とわずかな行動食くらい シュラフや雨具すら持っておらず、靴はあの靴(ブログ②参照)
「ポーターは大事にしないといけないよ」とアミンが往路キャラバン出発前に教えてくれたように、ポーターさんの協力が無ければ遠征は成り立ちません
朝食はだいたいほぼ毎日同じメニューで、チャパティ、お粥、オムレツ

出発の準備 左右の重さが均等になるよう、ロバに荷物を括り付けてます ロバは暴れたりせずジッとしています


ロバには手綱は付いていません ご主人の出発を静かに待つお利口さん♡


6:50 ボロチョを出発 今日の行程は前半はモレーン上を歩き、後半は山肌をトラバースする感じ


写真左側から、山肌→氷河上に堆積しているモレーン→氷河






もうこの景色も見納めか…帰りたくないかも いや、ちゃんと無事に日本に帰って、経験したことをしっかり伝えないと!帰りたくても帰れないお二人の事も…。


こんな所で怪我なんてしてらんない!
進んで行くほどに緑も増えてきて、牛や羊も現れてきます
戻ってきたなー!って感じ


(こんな素敵な瞬間を撮ってくれたのはN田副隊長さん)





放牧小屋が現れました もうすぐ往路キャラバン一泊目に滞在したマンフクルです
でも今夜のキャンプ地はマンフクルより少し先(アランドゥ寄り)に有るボックンという場所です
14:15マンフクル通過 15:00ボックン到着

木々&草&牛&羊(&動物たちの落し物(踏まずに歩くのは困難(^^;))に囲まれた平和なキャンプ場
所々にゴートの頭部や骨も落ちていて驚く なんでこんな物が落ちてるの⁈
綺麗な湧き水が出ていて、N田さんが水浴び♪

17:40 ゴートを買ってくれて、お肉に。 お値段は一匹20,000₨(1₨=0.587円とすると一匹11,740円)

捌かれたゴートの頭部、骨や食べられない部分は周辺に放置されます


夕食はBBQと煮込み料理 基本的にカレー味


夜はキャンプファイヤー

【6月24日】復路キャラバン三日目 ボックンからアランドゥまでは徒歩 それから車に乗り換えてチュトロンへ

3:50起床 外は雨 出発できるか心配したが4時の朝食直前に止む
青空も出てきてこの天気なら今日こそヘリが飛んで、今まだ山肌に横たわるH岡さんを連れて帰ってくれるんじゃないかと期待する(そんなヘリがもう飛ぶことは無いと知るのは三日後、6/27にイスラマバードで日本大使館に行ってからでした)


7時 ボックン出発

ほどなく遠方にアランドゥ村が見えてくる キャラバンももうすぐ終わりか…

隊長のリュックに巻かれているのは湿ったタオル


相変わらず私たちの後を付いて来る子供たち
可愛すぎてリュックからおやつを取り出すN田さん

10時過ぎ アランドゥから来たHPのお一人のフセインさんの甥御さんが数日前に山の事故でお亡くなりになったとのことで、お弔いの儀式の為にご自宅へ招いてくれました



11:30 アランドゥ村の郊外でジープとランクルが待ってくれていて、ここでポーターさん達とお別れ



12:15 アランドゥ出発





14:10 チュトロン到着

中庭にテントを張ります


こちらから手を振ると、照れながら手を振り返してくれる♡♡
<ここでちょっとコマーシャル>
キャラバン中は洗濯をするチャンスが無く数日着続けている服や帽子や、長期にわたって使用してきたテントの臭いなどが気になってくるものです
そんな時に!fine trackの「マルチ消臭スプレー」がかなり役立ちました 見事に臭いが消えます お勧めです♡
https://www.finetrack.com/products/carefine/multideodorant-spray/
遅めの昼食を済ましてから自由時間がたっぷりあったので、TAKA隊長とY子さんと三人でチュトロンの町(村かな?)の中へ行ってみました

約一時間ほど全住民の視線を浴びながらゆっくり散策♪地図を持っていなかったのと携帯もつながらなかったので実際どの通りを歩いたのか分かりませんが、畑の中の小道を通って町の中心と思われる“モスク”周辺まで行ったと思います

折角だから何か買ってみたかったけどお金を持っていなかったので何も買えず… 途中で地元の女性がMグに腕組みをしてぴったりくっついてきて少し驚いたけど、歓迎してもらえてるんだなと感じれて嬉しかったです
18:30過ぎにY子さんと二人で温泉へ♪
施設を出て徒歩一分ほどの距離に公衆温泉が有ります 無料です もちろん男女別々なのでご安心を!


男性用の温泉は写真左側奥の方のトタン屋根の下 あまり近づくと中を覗くことができてしまうので、遠目からしか写真を写せませんでした
女性の温泉はその手前(上の写真の右半分)の、

この塀の中。中には女性たちが沢山いたので撮影できませんでした
浴槽の形はやや長方形で全面コンクリート作り 広さは、肌感覚なので全く正確ではありませんが、3m位×10m位だったかなと思います これくらいの大きさの浴槽がこの塀の後ろに三か所ほど横並びで有ったと思います 塀の中が薄暗かったので施設全体が良く見えませんでした
浴槽の一か所から40℃より少し温かいくらいの身体を温めるには十分な温度の温泉が注いできて、もう一か所から流れ出るようになっています 深さはすごく深いわけではなく、私(身長157cm)も幸子さんも足が底について立てるくらい 水位は立った状態で肘と脇の中間くらいの水位だったと思います 潜ったら頭の上まで沈めることができる深さ
お湯は濁っていますが、入浴するのを躊躇するほど汚れているというほどではありませんでした。きっと利用者が少ない時間帯はもっと澄んでいるんだと思います
ここでも現地の人々の視線を浴びながら、脱衣→ショーツは着けたまま入浴してみると程なくして英語を話せる超絶美人なお嬢さん(19歳)に話しかけられて、「何も身に着けないで入浴するルールになっている」と教えてもらえました すぐにショーツを脱いで真っ裸で入用し直し(^^;)
偶然居合わせたこのお嬢さんが通訳してくれたお陰で地元の方々と会話することができました
どこから来たの?何歳?親子?などの質問に始まり、シミを作らない方法、使っている石鹸の種類、髪の抜け毛対策など、予想に反して日本についての質問ではなく、女性として関心がある事ばかり質問されました 世界中どこへ行っても女性の悩みは同じなのかも!
TAKA隊長のブログにも書かれていたように、女性風呂でも身体を洗う人々だけでなく、洗濯をする人、食器を洗う人、野菜など食材を洗う人が同じ湯舟を使います。幸い男性風呂とは違って、靴を洗う人は見かけませんでした。
想像してみてください “自分”+“洗濯物”+“食器”+“野菜”が一緒に洗われている状況……そうです、カオスです(笑) シャンプーとボディーソープと洗濯用洗剤と食器用洗剤と自分の垢が溶け込んでいる湯船(笑) 滅多にできない経験♪
21時 お昼ご飯が遅かった為、夕食も遅め
アイベックスという珍獣のお肉を食べさせてもらえました。

【6月25日】チュトロン→シガール(地名)のシャキール(ATPのコック補助)のご自宅訪問→スカルドゥ


10:00頃 シャキールのお宅に到着

二階建ての大きくて立派なお宅♡ 屋外で牛や鶏も飼っています


カラフルな絨毯とクッションで整えられたお部屋へ案内してくれて、


まずはチャイ&炭酸ジュース&クッキー(銀色の包み紙の中)と、ブドウのような木の実?果物?でもてなしてくれます。

そしてMグ&Mミ&Y子の女性のみ隣の部屋にも入らせてもらえて、


シャキールの奥さんと妹さん(だったかな?)にも会せてもらえました。
↑こんなふうにかまどに木をくべて調理をしているんですね!
次々におもてなしのお料理を出してくれて、

そば粉でできた餃子みたいなやつ(真ん中の溶かしたバターみたいなのを付けて食べる)

カレー&チャパティ、

野菜煮込みと、食べきれないほどのごちそうでした!


いつも険しい顔つきのN田副隊長も、天使を抱くと…

この表情☆
12:20スカルドゥ到着
(以下斜め文字はyukikoが記入)
スカルドゥのコンコルディアホテル再び Wi-Fiの入りが良くなくてホテルの中を移動しながら家族や職場、友人に連絡
(ホテルの様子はブログ①の【5/28】をご覧ください)
5月末に来た時はウタリ隊の他には2隊くらいしか利用していなかったのに、六月下旬にもなると他の海外からの遠征隊が多数来ていて、ホテルや町の中が賑やかです
ホテルで荷物を整理した後に、TAKA、Y子、Mグの三人でATPのオフィスへ。いつもはイスラマバードでお仕事をしているATP代表のニクナムさん(グルの上司。事故発生後BCと衛星電話でずっとやり取りをしてくれていた)と初対面。

事務所のある敷地内の庭でチャイやコーラ、クッキーでもてなしてもらいながら、事故発生時のATP側の対応やBCでの様子を聞きました。ニクナムさんは事故発生後、十日間ほどイスラマバードの事務所に缶詰になり、ヘリやハイポーターの手配、パキスタンの日本大使館や日本の山岳保険会社とのやり取りにかかりきりになっていたそうです
事故発生後、ATP事務所とのやり取りでグルは私たちが持って来た衛星携帯を使っていました 有事の時の為にガイドが持っているべきアイテムだと思われるのに何故グルが衛星携帯を所持していなかったのかとニクナムさんに聞くと、通信料のなどの支払いの問題があるのでATPガイド自身は所持せず、隊で用意してもらっているということでした
夜はエージェントのニクナムさんとスタッフと夕食 スカルドゥ市内の中華料理屋さんでおそらく高級な食事を御馳走になりました
TAKAからお世話になったATPスタッフ一人一人にチップを渡しました

グルとN樹の間のピンク色のシャツのお方

miyamegu担当⑦【最終回】帰国編へ続く