山行記録

Activity Diary
  • 2022 07.30
    投稿者:tomy投稿日:2022年7月30日

    イドンナップ岳は日帰りで行く人(朝3時にヘッドライトを照らし下山は21時位でヘッドライトで下山の17~18時間かけた日帰り)の山行記録が多い。しかしそんな体力はないので新冠富士で山中泊しチャレンジすることになった。この山、ゲートから登山口に着くまでがやっかいだ!林道は40km、90分、SUV車でなければ走行できない。でもこの林道近年通行止めになっていた。ゲートが開き通行可能になったのが昨年で大雨でも降るといつまた通行止めになるかわからない。だから、チャンスは今だ!今年6月18日にゲートが開くことがわかり企画山行の計画を立ててくれた。

    先にコースタイムを記そう。7/26登山口6:20発、新冠富士15:30着。7/27新冠富士4:20発、イドンナップ6:10着~6:30発、新冠富士8:30着(テント撤収)9:10発、登山口15:30着(下山)。都合山行時間(テント撤収時間除き)19時間40分かかった。テント泊り装備、食料、水一人5リットル、ビールなどを担いでいるのでまあ~こんなところかもしれない。

    7/26、沢沿いを歩き渡渉を3回、水量が少なかったので飛び石の上を登山靴渡った。600m地点で沢から離れるのでここで水をびっしり汲みザックの重さに痺れる。多くを記すのは割愛して概略にします。私にとって難敵・難関のイゾンナップは桁違いにタフな山だった。凄いアップダウンが十数回連続し、登っても登っても標高は上がらず、下山で下っても下っても標高が下がらない。

    笹薮トラバースの連続や鬼薮漕ぎなどで用意していったチエーンスパイクは功を奏したもののトラバースの偏り歩きで下山時には壊れてしまった。なんせザックの重さとアップダウンと笹薮に痺れ。この苦行、辛さと疲労感は1839の5割増しというのは言い過ぎだろうか。やっとの思いで新冠富士のテント場に着いたときには早速テントを張りビールで乾杯!実に美味かった!山頂からは雲海と山並みそしてサンセット、夕景を見ながら今日の疲れを癒していた。

    7/27、イドンナップまでの踏み後は不明瞭なところが4-5か所あったが、そこは今回のSL日高の女王K子さんのルーフアイで計画通りにピークに立てたことに感謝でした。一同、達成の歓喜の渦でした!でも喜んでばかりはいられない。下山も登りと同じく苦労するこの山、一同心を引き締めて下山を開始した。この山行は苦行と言っていいほど辛かったが達成感で一杯の充実山行でした。特に新冠富士山頂からの絶景夕景は最高で辛さを忘れさせてくれました。企画山行を立ててくれた山行企画部とご一緒いただいたメンバーに感謝で一杯です。ありがとうございました!

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