この日の上ホロの予想最低気温はマイナス18℃!・・・くらい。
メンバーはオヤマさんをリーダーにKやさん、I川さん、私の4人。
かなり早い時間に札幌を出発して行って参りました!
凌雲駐車場からスタートする頃には明るくなっていました。
前夜からの降雪で凌雲閣では除雪作業。駐車場はキレイになっていました。アリガタヤ
富良野岳がスカッと見えて気持ち良い。
遠くからでも確認できるくらい強風で雪煙が舞っていました
三段山方面もクリアな空
手前から化物岩、八ツ手岩、そして奥の正面壁までもスカッと見え、誰もが今日一日晴れの元登攀ができると思っていた・・・
・・・が、あれ?安政火口からアイゼンに履き替えた時から一変
なかなか取付きまで遠く険しい
近づくにつれて威厳を放つ八ツ手岩に見とれてしまう
オヤマさん×I川さんパーティーは右ルート。I川さんはお初です。
Kやさん×私のパーティーは左ルート。我々は4年以上ぶり。
リードは交代で行くことに。まずは1ピッチ目。Kやさんリード。前日の雪と分厚い氷で残置見つけられず。支点はイボハーケンで。ハング下に存在感のある残置で終了
2ピッチ目交代。昔の記憶ではここが一番の核心だったのですが(自分にとって)、アイゼンもアックスも気持ちよく利き快適でした。この後右ルートのオヤマさんパーティーと合流。
終了点の残置を見つけるのに時間かかりそうだったので、適当なところでピッチを切る。支点はキャメを使いましたが、実はピッチ切るの早かったよう。
画像はI川さん。
残置のある所で懸垂し、D尾根と繋がるコルへ。
もう寒いわ、強風だわ、視界は悪いわ…の三拍子ですぐにD尾根に上がります。
化物岩に寄り道しようか…との提案もありましたが、時間も時間なのでそのまま下降。朝のトレースは消えていましたが、時々見える地形を頼りに無事に下山しました!
登攀自体はわりと条件良かったのではないかと思うのですが、ただただ極寒でメンバー全員、指先・足先がやられました。そして、こんな気象条件の中でのホッカイロは「桐灰のマグマ」に限る!という話に終着。
8:00(凌雲駐車場)➡9:00(安政火口)➡9:45(八ツ手岩取付き)➡10:10(登攀開始)➡13:10(D尾根)➡15:00頃(凌雲駐車場)