秘境と言われるムスタンにトレッキングに行ってきた。1991年に解禁されるまで外国人の立ち入りが禁止され、2008年までネパールの自治王国だったという。チベット文化や伝統が色濃く残り、ロマン溢れるトレッキングを期待して行った。このトレッキングは、2016年1月号の「登山時報」にも掲載されていますのでそちらもご覧ください。
ネパールではガソリン・プロパン・ケロシン不足が深刻だった。これはガソリンを求めてスタンドに並んでいる数百台の車の列。不足の原因は、インドが新しいネパール憲法に反撥し、輸出を制限しているからだという。カトマンズは車の流れが少なく、埃っぽさは薄れていた。
1日目、ポカラ~ジョムソン~カグベニ: 朝にポカラからジョムソンまでフライト、ジョムソンでお茶をし、1日目に泊まるカグベニまでゆくりと歩き始める。
カリ・ガンダキ川の道路はムクチナートに行くバスが何台も埃を舞い上げて追いこして行った。
2日目、カグベニ~ツェレ:豊かなカグベニの村を出発しツェレまで。背後にはニルギリ峰が、これからの行程でもずーっと見えている。
カリ・ガンダキ川沿いの道路を歩き、橋を渡り坂道を上がると2日目のツェレの村がある。
ジープが川を浅瀬を渡り道路を上がって行った。
自動車道をショートカットし断崖に作られた道を行く。ここが一番トレッキングらしい所だった。
一時間ぐらい歩くとまた自動車道に出、しばらく歩くとサマルの村が。
サマルで昼食を取り、自動車道を行かず谷を越え右端の道を行きChungsi Caveへ。この写真ではちょっと分かりづらいが。洞窟に向かわず、自動車道を行くトレッカーもいる。
深い谷に下りて行き、少し小さな谷を上がって行くとChungsi Cave(チュンシ ケーブ、ネパール語読みだとチュンシ ケベらしい)がある。
ランチュン・チョルテンがある。有名な巡礼地らしく多くのトレッカーが来ていた。
小さな洞窟内は一周できる。
洞窟を後にして谷に戻り、緩やかな坂道を上がって行くと自動車道に出て、シャンボチェに着く。
4日目、ギリン~ツァラン:ギリンから電線に導かれるよう歩き自動車道に出る。
ニィ・ラ(4010m)を越えると、自転車のグループが上がってきた。
マニの壁が荒涼とした大地と雲一つない青空の中に続いている。
残念なことに電線と自動車道が壁の右側にある。
道はツァラン・ラに続いているが、自動車道のショートカットができる。