シルバーウィークを利用して、秋田県和賀山塊のマンダノ沢へ行ってきました。
夏瀬温泉の駐車場に車を停めて出発します。
つり橋で玉川を横断します。床板の木材が若干腐朽気味で怖い・・・。
1時間ほどで堀内川の取水堤に到着、ここから入渓です。
※生保内地区から取水堤まで車で入れる模様
マンダノ沢出合まで行く予定が、13時半に雨が降り出し朝日沢出合でC1 としました。
フライシートに叩きつける雨音を聞きながら就寝
雨は夜明け前に止みました。さて、堀内川は渓相だけでなく森がとても美しい事に気づきます。ブナ以外にもトチノキ、スギ、アスナロ、サワグルミなどの大木が両岸を覆います。さすが名渓100選！
水も冷たくありません。天気も回復し気分爽快！
マンダノ沢出合付近のブナ林です。
マンダノ沢に入ると傾斜が増し、渓相は荒々しくなります。
幾つか滝が出てきますが難しくはありません。四十肩？のせいか肩が痛いです。
痛い→動きが萎縮→更に体が硬くなるという悲しい悪循環です。
15時半頃、蛇体淵に到着です。最高のテン場でした。
早速、焚火開始です。濡れた服や装備をしっかり乾かしました。
あ～、持ってきて良かった！
夜明けの蛇体淵です。
朝6時に出発です。
上流の渓相も相変わらずきれいです。
次第に両岸が狭まってきます。
途中の滝でザイルを1回出しました。泥壁状で嫌な感じです。
左岸を登ったのですが、絶妙な位置に潅木があり、鷲掴みにしました。
この潅木、多くの人に鷲掴みにされてきたのでしょう・・・。
やがて沢は開け、背後に和賀の山並みが見えてきます。
最後は藪漕ぎも無く頂上に出ます。
朝日岳頂上です。夏道はありません。
朝日沢を下降する予定でしたが、時間的余裕が無いため部名垂沢下降に変更しました。
尾根上を1時間弱歩きます。ミネカエデが紅葉していました。
部名垂沢は巻道も明瞭で傾斜がきつい箇所には残置ロープもありますが、浮石が多く落石の危険が高いと思われます。
日が沈む頃、車に到着しました。
最終日は結構疲れました・・・。
和賀の森は美しく、入渓から頂上に至るまで沢登りを堪能する事が出来ました。
