自分たちがまだ遡行してない道南の沢に行ってきました。Uさんは紋別から北海道を縦断です。
千軒の無料登山者休憩所で前泊。福島町の役場に連絡すると、千軒に住んでるSさんが鍵を開けてくれます。廃線となった松前線の千軒駅がかってあった場所です。台所&トイレ、コーヒーまで置いてあります。清潔で快適な休憩所でした。
翌朝、知内コースの登山口に着くと、警察&消防署の捜索隊の方々が、昨日の登山者が下山してこなかったらしいです。
ちょっと気まずかったのですが登山口に車をデポ、林道を20分歩いて入渓しました。
30分くらいでF1、右側を何とか登れそうだが、無理をすることなく左岸の泥壁を巻きました。
F2に到着。昨夜に雨が降ったので少し増水気味、右岸をシャワークライムで登ろうかと思いましたが、Maさんが「Hさん無理をしなくていいよ」、その言葉で.左岸を巻きました。霧雨の中でシャワークライムをしたくはありませんでした。
F3、これも登れそうだが、多分途中で行き詰るだろうし、落ちたら・・。
それで左のルンゼを少し登り、草付きをトラバースするのですが嫌らしいです。手がかりが足がかりが無く、雨で緩んでいたのでスリップしましたがバイルを打ち込んでいたので事なきを。後続にロープを上から投げ上がってもらいましたが、後続はロープで確保してもらって滝を登った方が安全だという結論に。この沢は高巻きが嫌らしい、この日は緩んでいるのでなおさら。大きい滝は三つだけでした。
後は小滝が三つ四つ・・出てくるが、簡単です、だが少し滑ります。
源頭からは草付きが急傾斜なのと地盤が緩んでいたので滑りました。
前千軒岳の右側ピークの手前に出ましたが、千軒平までは藪漕ぎになりました。ガスっていて視界が悪く千軒平になかなか着きません、最後はGPSで現在地を確認、読図は合っていたのですが夏道に出るのに難儀しました。
千軒平から知内コースの夏道を下りました。晴れていたのは頂上だけでした。
寛永16年(1639年)106名のキリシタンが処刑になった金山番所です。
昔は砂金が取れたようです。
もう一泊無料休憩所に泊まらせてもらいました。
千軒の休憩所近くのお宅です、小屋とか橋とか、手作りです。手前の石は千軒石、小さいけど重く高価な物らしいです。
フラッシュ撮影をしたら家の方が出てこられて暫く話し込みました。
千軒の皆さん、お世話になりました、ありがとうございました。
5:20登山口発~5:40入渓~6:15 F1~7:00 F2~7:50 F3~9:40稜線~10:55千軒平~11:20大千軒岳11:50~14:25登山口