アラスカ旅行も2か月半になり、遅ればせながら簡単に投稿します。詳細はあじさいに頑張って書くつもりですが・・・いつになるでしょうか・・・
日本を出国し、タルキートナに向かいました。
タルキートナは今回の第1目標、マッキンリーの登山基地です。
下写真は今回乗ったTATのセスナです。
ヒマラヤと違っていきなり氷河上にランディング、登山開始です。
とりあえずランディングポイントに一泊目。バックには目指すデナリが見えました。
こんな氷河をそりを引きながら歩いていきます。
下写真はC3からの眺め(たぶん)。歩き始めて2日目。
メディカルキャンプ(MC)4300mまではそりを引いていきます。背負うよりマシとはいえ、そりの扱いにはほんとにウンザリしました。
登山前半は快晴続きで素晴らしい眺めでした。
C3から荷揚げと高所順化のためMCへ一度往復し、5日目にMCで幕営。
MCにはこんな天気予報まであります。
天気があと3日しかもたない予報だったので、1日レスト後にアタックを試みました。
下写真はウエストバットレスの登りです(ほんとうは縦写真です)。斜度は最大60度といったところでしょうか。フィックスが張ってあります。
HC5300mへの稜線。ここにもフィックスが張ってありました。皆コンテで歩いていましたが、斜里や富良野北尾根、恵庭岳のてっぺんよりもずっと簡単でした。
翌日HCからアタックしたものの、強風と頭痛のためすぐにMCまで引き返しました。
そこで3日停滞。雪が深々と降りました。
下写真はデナリ登山者なら皆やっている、雪籠りに備えた魚の干物づくり・・・
というのは冗談で、もちろん誰もやっていません(笑)。
作っていたのは僕ではなく、大蔵さんパーティー。もらった生魚何十キロをここまで運んできたそうです。大蔵さんパーティーにはC3からずっ~とお世話になり、この魚も美味しくマヨネーズでいただきました。本当にありがとうございました。
3日停滞した後、天候が小康状態になりそうだったので4日目夜にHCへ移動。
翌朝2度目のアタックを行いました。下写真はデナリパスと大蔵パーティーのSさんTさん。
デナリパスから広い尾根を淡々と登ります。
が、頂上手前には心臓破りの急坂が待っていました。6000mでこれはキツイ。
それを登りきれば、下写真のような稜線に。
18:30ようやく山頂に。「早く下山せねば」と思って1分で下山開始。
飛ばして歩いて20:40にHCに到着。レインジャーからコングラチュレーションと言われてハーブティをいただきました。
翌日には一気にC1まで降りました。下は霧中にC1へ向かう途中の写真。
次の日は大雪で停滞しましたが、6月10日無事ランディングポイントに到着。
セスナから下りると土と緑の香りに包まれ、不思議な懐かしさを感じました。無事終わったな~と実感した瞬間でした。
最後に。下はセスナで一緒になった方と飲んだ時の写真。アルコールに酔いながら、アイスクライミングなどの話で盛り上がりました。