須築沢、北海道を代表するゴルジュであり、!!!の沢である。
今回の参加者は、中央では珍しく20代&30代だけの若者ぱーちぃ~。小生が参加者の中で最年長と言うのも非常に珍しい!(初めてかも・・・)
【8月27日】7時入渓-16時テン場
朝一で下山口である賀老高原に車を1台回し、須築橋から入渓。
標高300m二股までは河原歩きを3時間ほど。ウォーミングアップと言った所でしょうか。
標高300m二股からいよいよ始まり始まり~
見た目はおっかなそうですが、なんのこたぁ~なく、泳ぐのは2mほど。あとは足が着きました。
標高300mから420m二股までは、2~3m小滝&函&ゴルジュが連発し、アスレチックワールドと言った感じで、快適に遡行。ここで苦労するようなら、核心のS字峡では泣きを見るでしょう!
〇泳いで取り付いて
〇自然の造形美!
〇またまた泳いで取り付き
〇美しいナメ
周囲は100m以上の側壁がそそり立ち、日本離れした風景。絶景ですなぁ~
(過去の記録では、洞窟を這い出たらしいのだが埋まっているため見つからず)
420m二股からはいよいよS字峡
〇有名な柱状節理
〇F1(10m)
直登は不可能。左岸のルンゼを詰め、側壁を登ってクライムダウン。残置ハーケンあり。ザイルを出しましたが、スタンス&ホールド豊富です。
〇F2~F6
数m小滝&函&ゴルジュで、泳いで取り付いたりでなかなか楽しいところ
〇F7(10m)
通称「やかんの底」と呼ばれる箇所。直登不可能なので、ちょいと戻り左岸のリスを登って、クライムダウン。
ここの登りが須築沢核心その①でしょう。リス沿いには1~1.5m間隔で残置ハーケンが連打されているので、A0出来ます。
とーぜん、要ザイル。びみょう~なスタンス&ホールドなので、トップは空身で登攀。
〇F9(3m)
山谷のカラー写真の滝。直登するには、泳いで取り付き、しゃわぁ~クライミング! 若者(ばか者)2名は果敢に挑戦し、ずぶ濡れになって大成功!!!
失敗した場合、左岸から高巻き、立ち木で懸垂下降(立ち木に懸垂用の残置シュリンゲあり)
〇F10(10m):
オーバーハングで直登不可能。この滝の高巻きが須築沢核心その②。山谷や過去の記録では右岸の泥壁直登~草付トラバースが大部分だが、今回は左岸の草付直登~草付のバンドを水平トラバース。この水平トラバースがびみょ~でなかなかの曲者! 落ち着いて見渡せばスタンス&ホールドぼちぼちあります。
この日はF10を越して時間切れ
【8月28日】5時30分出発-10時30分狩場山山頂-12時30分登山口
〇F11
左岸&右岸とも直登可能。今回は左岸。のっこし部分がちょっぴり嫌らしいかも。
〇F12
ニシキヘビの紋様の滝。
〇F13(15m)
最後の滝で2段(10m、5m)。右岸のカンテより直上し、1段目のテラスで、水線へトラバースし、水流脇を直登するのが正解ルート。
この後に滝は無く、狩場ピークに向けて体力勝負の歩き。詰めは小一時間ほど薮を漕いで10時30分山頂着。
自身初の!!!であり、過去の記録等からは、かなりの強敵と予想していましたが、終わってみれば想像以上に快適で楽しい沢でした。
2日間晴天に恵まれ、水量がやや少なかったのが良かったのかも。
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2011 09.02投稿者:おやじっき-投稿日:2011年9月2日