厳冬期も終わり寒さも和らいできた頃、コロナ禍でずっと我慢していた山中泊。
今回は思い切ってソロで行ってきました。
白金温泉から先の両泉橋からスタートの計画でしたが除雪がまだされておらず、
(6年前の4/16は除雪がされていた)硫黄橋近くからスタート。
長~い林道歩きで見えてくるオプタテシケ山。遠目に見ても雪少ないのがハッキリ分かる。
3時間弱の林道歩き。ポン水無川付近でピンクテープが。ここから入山。
しばらくピンクテープが乱打されていた。
14:00、予定よりやや高いCo1260mでテンバ。微風でロケーションも良く、
のんびり水作りをしていたら、テントから見える景色が茜色に染まっていた
マジックアワー。最高のひととき。
夜はラジオと暖灯で落ち着いた夜を過ごせたが、やはりお酒を飲みながら語らう仲間との時間が恋しいとも思った。軽量化で読書は無し。
19:00就寝
3:00起床。ソロテントは寒く、夜中は何度も目覚めてしまった。
4:45出発。月明りでヘッデン要らず。まだ気温が低かったせいか氷結厳しく、早々にスキーからアイゼンに履き替える。
有明の月が消えるころ、南西の風にのって怪しいガスが。
東尾根の方もガスガスに。
やがて登攀ルートも見事にガスに包まれてしまう。
心細いなか、こんなちっちゃい足跡にでさえ癒され、元気付けられる
稜線に出ると結構な強風で既に眺望なし。かろうじて目指すピークが見えるだけ。
6年ぶりのピーク。計画書のタイムに余裕を持ち過ぎたせいか、予定より2時間早く到着してしまった。看板と地面以外何も見えず、サッサと下山開始。
途中、下降の尾根に入るタイミングが早く、斜度のキツさと僅かに見えた岩稜に登攀ルートだと気が付きルートを戻る。
テントを見つけた瞬間「ただいま~」なんて呟いてしまうほどホッとした。
2時間も余裕が生まれコーヒーブレイク。
この後テント撤収して、泊り装備背負って下山するが、ガリガリのアイスバーンで2ターンごとに転倒。潔くツボ足で下山。
やっと林道に出た。たまに漕ぐがスキーで楽々♪
1日目 9:30車止出発(硫黄橋付近)➡12:40入山(ポン水無川手前)➡14:00 C1(Co1260)
2日目 3:00起床➡4:30 C1出発➡7:00頂上➡9:00 C1到着➡10:30 C1出発➡12:40車止め下山
この日は一日中、ピークは雲の中だったよう。
オプタテシケの頂上は、今どんなだろう~と思いを馳せる。