山行記録

Activity Diary
  • 2013 11.26
    投稿者:hideji投稿日:2013年11月26日

    毎年定例の氷雪入門、天気も崩れそうな気配はなく順調に進むかのように思えたのだが・・。
    公開するかどうかちょっと迷ったのですが、客観的に正しい判断をしてもらうには公開した方が良いと思いました。入門に参加した会員は、冬山の厳しさ、遭難事故の原因は分かりませんが、判断ミス等が命取りになるということを、学んだこと思います。

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    駐車場を9時過ぎに出てテン場予定地に向かう。
    化物岩のピークも見えるので、天候は悪くはない。

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    テン場まで20分ちょっと、整地しテント設営。
    設営中やまびこパーティが前を通って行き、新人のMさんが知り合いの遭難パーティのメンバーと話をしたのだが、まさか、その後・・。

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    訓練場所の旧噴火口に向かって下降。

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    現在地確認です。上ホロは読図は難しくガスったら現在地も分からない、どれだけ冬の上ホロを経験したかが大事です。

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    H19年の今日、大きな雪崩事故ががあったが、同じ場所で雪崩の跡が。
    Nさんが花を手向けに来てました。
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    八手岩登攀のパーティが、上部は風が強いため登攀を中止し早々に降りてきた。
    我々も早めに訓練を切り上げ、天候が更に悪くなる前に三段山に向かう。12時40分。

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    稜線に近づくにつれ視界が悪くなり、風が強くなる。まぁ、いつものことだが。

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    稜線に上がると視界は更に悪くなる。13時35分。

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    13時35分、三段山頂上。風が強く顔が痛い。この日、三段山頂上に立ったのは当会と、計画書ではやまびこパーティ、やまびこパーティは先行してこの先に行っていると思うのだが?。

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    帰幕してからも、プローブ訓練、吹雪模様。15時。

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    翌日、遭難の報を聞き、取りあえず遭難場所がどこか分からないが、北西稜方向に向かう。7時30分。するとOP尾根への斜面に道警らしきパーティが見え始める。

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    ここの手前で消防の救助隊に会い、同行を求められる。左側の沢を行くとNポイント、
    道警のトレースが右沢から斜面にあったので追う。8時15分。

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    沢から急斜面を登る。

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    晴れてきて視界が良くなり斜面途中にテントが見え始めた。

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    望遠で撮りました。

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    我々が現場に着いたときは(9時10分)、道警の救助テント二張りと、数名の隊員がいました。
    一人の遭難者を人力で搬出し、二人目からはヘリ救助でした。最初のヘリです。現場にいたのは道警&消防&当会です。150m流されたとの無線の会話の情報。当会で上部の滑落地点の装備、ビバーク地点の装備の掘り起こし等をしました。その後、登攀倶楽部&バビシェの面々も駆けつけてきて、分担して遭難者の荷物を下しました。11時、全員下山開始です。

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    中央パーティは最初の遭難者の搬出に使った沢を下降しました、沢に下りきる所がちょっと急でした、11時10分。いつしか空は快晴の天気になっていました。今日は好天になって良かったです。
    亡くなった方のご冥福をお祈りします。

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