2018年9月 ネパール チャンワタン6130m

ネパールのフムラ地区、カトマンズから最も遠いエリアになる。中心都市はシミコット、西のアピやサイパルもシミコットから行くことになるが、今回、我々はシミコットから北上しチベット国境近く極西北のチャンワタンに向かった。2000年に大阪山の会の大西隊が初登頂(故:大西さんとは2009年にドルポを横断したときにシェィゴンパでお会いし酒を飲んだ)、2011年にフランス隊が登っている。が、詳細は分からない。フムラは6000m前後の山は沢山るが、登山許可峰と名前の付いている山は少ない。シミコットを出てシミコットに戻るまで24日間、ネパールの人以外には会うことは無く静かな山旅を楽しんだ。カトマンズから遠いこと、メジャーな山が無いこと、費用が高くつくことで見向きもされないのだろう。

チャンワタン行程地図
当初の予定はチャンワタンを登った後にニンコーラを下り周回するつもりだったがタクチェから名の無いコーラに入り周回してシミコットに戻った。(写真は武部さん提供)

チャンワタン6125m頂上2018年9月13日
頂上写真。中央は隊長の日山協・岡山岳連の武部さん65歳、右はサーダーのアンダワ47歳。自分は2014年と2015年のランタン・リ(ネパール)、2017年ヤズギルサール(パキスタン)と最近は頂上に見放されていたので久しぶりの頂上だ。1982年11月1日~2日で9名が初登頂した地区連盟のカータン峰登山、前年の1981年に当時北稜クラブの会員Kさんとカータン峰を二人で偵察をしてから、多くの海外登山&トレッキングをしてきたが70歳の節目に頂上を踏めて感慨深い。

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カトマンズからネパールガンジまでの600㎞を、我々は車で二日かけて行き、ネパールガンジからからシミコットまでフライト、便数は多いが乗客はインド人ばかり。

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シミコットではヘリ5機がフル回転でインド人を、チベットとの国境ヒルサまで運んでいく。インド人はカイラスへの巡礼、ヒルサからカイラスは近いが、歩けないインド人は車で行く。ウエアーは皆お揃いだった。

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シミコットの街全景2985m
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シミコットからは広い路を行くことになる。車が通れそうだ。周回してシミコットに戻ったときは車が走っていたの。

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1日目のテント地、ネパールスタッフの手違いで最後は藪漕ぎをしてテント地へ。夕方になると雨が降り出す、モンスーンが明けてないらしい。我々のキャラバンはカッチャル(馬の雌にロバの雄を掛け合わせたもの)を10頭使った。

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ケルミまでは電気も通っている。
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この峠を超えるとヒルサへの路から離れてサリコーラに入る。
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サリコーラへ入っていく。上に見える道路行くことになる。

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早々と高地から下りてきたヤクの集団。

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テントを張ると放牧民が寄ってくるが、時にはテント場代を請求される。。

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4400mのテント地。シミコットは2900mだが4日目には4000mを超、4000mを下がることは無い。どんどん高度が上がっていっても我々二人は高山病の症状は出ることは無かった。

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山を下りて低地に向かう放牧の集団。

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ナャルラ5001mの峠を越え下っていくと、天気の様相が変わってきて青空が広がっていく。

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湖の向こうに自動車道が見える、中国の援助だろうから我々は中国道と呼んだ。

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渡渉も何回かするが水が冷たい。

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タクチェでは新しい橋は使われず.古い橋を使っていた。渡ってテントを張ったが、

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夕方に突然トラックが現れネパール人が大勢乗っていた。チベットの国境ラプチェから来てザングまで行くという。シミコットまで道路が開通するのは近いのでは無いだろうか?。もうネパールには秘境とか辺境は存在しないとつくづく感じた。

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中国道をショートカットしながら行くと休憩所?まであった。

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中国道を
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歩いて行き(高度は4500mぐらい)

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コーラを間違えないようにタイソルコーラに入っていく。

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タイソルコーラではGPSと地形図で現在地を確認しながら進む。
高度は5000mぐらい

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タイソルコーラに入ってやっとマニ石にお目にかかれた。チベット圏に入ったとの実感が沸く。

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カッチャルのことを考えて、水と草のあるタイソルコーラ5367m地点にBCを設ける。二日間荷揚げを行い、シミコットを出て初めてアタック前に一日の完全休養日を設けた。
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ハイキャンプ5688mとチャンワタン。雪の少ない時期なのか雪線が高い、BCからハイキャンプまでは慣れると2時間ぐらい。

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雪線から上がっていく。

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行って分かったことだがチャンワタンは山の難しさは無い、高度順化が出来ある程度技術があり、時間をかければクライミングスタッフを使わなくても十分登れる山だ。BCに下りてから馬方が寒いというので休養びを設けないで下山、結局シミコットからシミコットまで24日間の内、全日休んだ休養日は一日だけだった。

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タクチェから入ったコーラは4500m位の高度だがまだ草が青く、遊牧民のテントが幾つかあった。我々はこのコーラを大西コーラと呼んだ。

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コーラの奥には2017年兵庫労山が目指したニャレクが美しい姿を見せていた。登った未踏峰というピークは何処か分からなかった。

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ニンコーラへ向かう峠に向けて急な斜面を登っていく、800mの登り。

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歩いてきたコーラ

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勝手に大西ラと呼んだ峠5462m。

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ニンコーラに下っていくとチャンラヒマールの山群が見えてくる。

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ニンコーラではまだまだ山を下りないで放牧が続いている。
先日ヨーロッパ人が見えてる三角錐の山を登りに行ったと放牧民の話。

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放牧をしている人はドザムの住民が多い、ライ族が多かった。

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蜂蜜の巣箱

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ドザムの街は立派な家が多く裕福そうだった。

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比べてドザムを過ぎると昔ながらの集落が(振り返って写した写真)

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この集落の学校に会の澤井さんが集めてくれたボールペンをプレゼントした。
ちょうど朝礼にぶつかり全員に行き渡り感謝されました。

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24日目にやっとシミコットの街が見えてきた。最後は雨に打たれながらロッジに着き山旅を終えた。

 

 

 

 

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