8月下旬の一連の台風で国道も林道も寸断、近づくことさえままならない日高や大雪方面を避けて大雨被害とは無縁であった増毛方面に行くことになった。メンバーはM宅、M、H子、I谷との5名でした。コースはメンバーが誰も行ったことがないということで新信砂川となった。山頂まで岩さんで12時間、山・谷で10時間、長いゴーロ歩きが不人気の理由のようだ。
午前中から天気は回復する予報でしたが、断続的に降る強い雨にも見舞われました。H車を箸別小屋にデポし、新信砂川の林道を入る。ゲートが開いており、直近で林道の草刈りもされたようで予定より先まで乗り入れが出来ました。出発準備を始めると強い雨が降ってきましたが、何時まで待ってもしょうがないので出発。15分ほど歩くと林道終点、C0 250砂防ダムの上流で入渓しました。
多少の増水はありますが、濁りはありません。
イジメルMちゃん、「もっと大事に扱えよ、絶滅危惧種だぞ」と怒るニホンザリガニ。その祟りか天気はその後もいっこうに回復せず・・・
C0 290、大きな砂防ダム
C0 305二股 雨降り止まず
ゴーロ歩きが続きます。
河原が少なく、水の中を進む場面が多い。水量も多いので時間がかります。
C0 475で釜と小滝群に遭遇、河原歩きばかりではありません。
奥にはミニゴルジュもあり
15:30 C0 545右岸でサイト、雨が止まずどこも水っぽいが適当な場所で妥協、焚火も出来ないがテントに入れば暖かい。
9/11 C0 545右岸 昨夜の天場 ドロドロでしたがフキを敷き詰め快適でした。
5:50スタート、夜半の雨でやや増水気味です。朝は小雨混じりのお天気です。
C0 600を過ぎると小滝や巨岩が出てきて渓相が変わってきました。
特に難しくはありません
C0 750からゴルジュが続きます。
廊下のようなところ
ゴルジュ、楽しく遊べます。
C0 830三股
小滝が連続します。
Co 1,000で大滝10m。手前左手から巻きました。
核心部は小滝と釜の連続でフィナーレ
C0 1,200で水が涸れる。
辿ってきた新信砂川を振り返ります。遥か向うからです、長いです。
暑寒別の大きさを味わえる広大な風景です。
点在する岩場と草原を詰めます。
藪漕ぎ無しで夏道に出ました。やっと青空です。
暑寒別岳山頂です。沢もピークに立って終了するのがやっぱり良いですね。
下りは単調な箸別コースの夏道を戻りました。右手が新信砂川です。
箸別に戻ってきました。
新信砂川は長かったが、変化もあり山中泊で誰でも楽しめる沢だと思います。
山頂への詰めも爽快な風景でした。
9/10 林道終点10:20-C0 250入渓10:35-C0 545天場15:30
9/11 天場5:50-C0 1,000大滝9:35-暑寒別岳11:55/12:10-箸別小屋15:25