2020 07.21
投稿者:r.itani投稿日:2020年7月21日
毎年恒例の沢技術訓練を定山渓某所で行いました。平日の座学とセットで実施し、2006年の見市川溺死事故を忘れないための重要な訓練です。
訓練前のミーティングです。当日は16名の会員が参加してくれました
最初に杖突徒渉のデモをします。徒渉は全てにおいてすり足が基本ですが、杖をついて3点支持とすることで安定感が増します
互いのショルダーベルト脇を握ってスクラム徒渉。1人での徒渉が不安な時に行いますが・・・
もし流されれば一蓮托生なので、徒渉できるか水量と力量の見極めが大切です
ロープ徒渉。上流の支点に固定したロープにテンションをかけながら渡ります
もし流されたら、下流のロープを持っている人が引けば引き寄せられるので、かなり安心感があります。とはいえ、どんな状況でも助けられるわけではないと思いますので、増水時の不用意な使用は慎みたいものです。
トップ以下、すべてこの方法で徒渉し、両岸にロープは張りません
ザックピストンの練習をします。ロープに引っ張ってもらえるので楽ちん
うまくザックを使えば上半身がかなり水の上になるので、低体温防止にもいいと思います
今度は要救助者を介助しながら懸垂下降。要救が歩けるのが前提です
完全に歩けなければ背負い懸垂の出番ですが、救助者に相当負荷がかかるので自信のある人以外、やってはいけません
これからも様々な事故を想定し、それを防ぐための訓練を続けていきましょう。