9月の三連休を利用して東北秋田の銘渓、堀内沢マンダノ沢に行って来ました。
夏瀬温泉手前の駐車場に車を置き、程なく玉川に架かる夏瀬橋を渡って行く。
夏瀬温泉から45分程で堀内沢の取水ダムに到着する。
堀内沢に入渓する。沢と言うが川のように幅がある。
水中に陽が差し込んで透明感が増し綺麗～
苔の岩に癒やされる二人。
朝日沢・シャチアシ沢出合いを過ぎ、正面の三角錐岩に着くと、マンダノ沢が近いと記録にあったが・・・
出発した夏瀬温泉からは4時間、三角錐岩から30分ほどでマンダノ沢に到着する。本流右沢は上部で辰巳又沢と出合い、八滝沢と名前を変えて和賀岳に突き上げるが、こちらもいつか訪れたい沢だ。
マンダノ沢に入ると沢幅が狭まり傾斜が増してきた。
白水社日本登山体系によると、出合いから蛇体淵まで2m以上の滝が20数箇所あると記述してあったが・・・ 確かに次から次と滝が出てくる！
Co510m付近今回の核心2条15mの滝（水流の多い時は登っているルートにも水が流れ落ちるので2条の滝と呼ばれているらしい。）ここはロープを出してY子さんリードする。上部のテラスまでの苔が嫌らしかった～
上部はフリーだが気は抜けない！
この後は岩石帯と続くが・・・
また滝が連続してきて中弛みする間もない
滝が切れ、ガレ場を過ぎしばらくすると穏やかな川原が広がり平坦になる。
マンダノ沢の別天地と呼ばれている蛇体淵に到着するが、土砂崩れの木々で埋まっていて残念だった。
蛇体淵内部の小滝
蛇体淵を越えても釜持ちの小滝が続く・・・
17時40分Co850m今日のテン場、上天狗沢との出合いに到着する。日没も迫りテントを張り、焚き木に火をつけている間にヘッドランプの出番となってしまう。
翌朝、上天狗沢出合い上部の滝を写す
お世話になった昨夜のテン場
我々は下天狗沢から頂上を目指す
谷が狭まると
休む間もなく、釜持ちの滝が続き越えて行く
途中ナメも現れる。
ここは少々緊張！
谷に陽も差し込んで来て、楽しい滝登りが連続する♪
可憐に咲く大文字草
水も枯れだし源頭の雰囲気・・・
急な草原帯を登り詰め
朝日岳に到着する。もう疲れてヘロヘロ～！
朝日岳からは志度内畚方面の稜線上の踏み跡を辿り
部名垂沢へと下降する。
沢と崩壊した林道を繋げて、部名垂沢林道分岐から夏瀬温泉まであと一息！
マンダノ沢は本当に良い沢だった。好天に恵まれたマンダノ沢の山行を終え、美郷町のキャンプ場に移動して、翌16日はキャンプ場から程近い女神山の沢にも登り、三連休は東北秋田の沢を満喫した沢旅でした。
9/14(土)
09:00 夏瀬温泉発
09:46 取水ダム
11:18 朝日沢出合い
13:00 マンダノ沢出合い
17:00 蛇体淵
17:40 上天狗沢出合いテン場
9/15(日)
03:30 起床
05:15 テン場発
09:30 朝日岳
10:50 部名垂沢下降点
15:45 部名垂沢林道分岐
16:50 夏瀬温泉