山行企画部GW山行として、戸蔦別川林道から十勝幌尻岳~札内岳の周回コースに行ってきました。4~5日前から帯広方面3日の天気予報は終日雨。前日の予報も好転する気配もなく前泊は林道の車デポ地でテント泊の予定を諦め、雨の当たらない剣小屋泊とした。
車は最終民家から600m程先、地図上の堰記号付近に置くことが出来た。2016年8月30日の台風10号で被災した林道は、ここから車が走行出来ない状態だった。
標高点394付近、左の沢から流れでた土石などで一面埋め尽くされている‼
上記から10分ほどで何事もなかったような林道を歩いて行くが・・・
ほどなく林道は流失して刈分け道になった。所々地面に赤い印の棒杭が立っていて最近、測量調査されているようだ。
来たところを振り返る。ここからまた被災を免れた林道を10分ほど進むと
オピリネップ沢出合い間近、コンクリートの塊が転がっている・・・
オピリネップ沢に架かる幌後橋は壊れず健在だったが、本来橋下の流れがオピリネップ林道の際までに変わり、雨と融雪で増水した沢に木橋のごとく横たわっていた倒木を伝って渡る。
入山ポストは健在で、数日前に入山した人の名前が書かれていた。
雪のない支尾根を、北尾根目指しヤブ漕ぎしながら進むが、スピード上がらず只々閉口するだけでバテバテ状態になる。
Co900m付近から出て来た雪を繋げて14:20分、標高点1224にブロックを積み上げ、C1のテン場とした。まだ陽は高く1時間ほど進み北尾根に上がりたかったが疲れてしまった。明日はガンバロー!
翌朝は薄っすらと降雪があり昨日より気温が下がり風もある。雪庇とハイマツ帯の真ん中を歩いて勝幌ピークへ
8:20分十勝幌尻岳頂上、真ん中に三角点。これからが勝負だぜ、札内岳目指してGo!
札内岳への長い稜線、この先硬い所が少々でワカンを履いてもバリズボで抜かる所が多くあり、思いの他時間を稼げず先が読めなくなる。
16:30分札内岳ピーク、朝出発してから11時間皆頑張ってくれた。ご苦労様‼
昨日は札内Pより45分ほど下った1680m付近にC2を作り、慌ただしい一夜を過ごし少々寝坊をし外に出ると、なぁなんと神々しい日の出が目に飛び込んできた!!!
これって昨日頑張ったご褒美か~♬
テン場から下って、遠くにウペペからニペ・石狩の山並みが望まれた。
昨日、歩いた稜線の後ろに1839峰・コイカクなど中日高の山々が・・・
こちらは木々の間からピパイロから戸蔦別岳・日高幌尻岳の北日高が望まれた。
少し下ると札内岳の尾根に隠れていたカムエクと1823峰が見えた。
尾根を下って来てピリカペタン沢支流5の沢が見えてきた。
雨も降ってきて、車に辿り着くまで雨の中を歩く
何回もジャバジャバと渡渉を繰り返して、プラブーツはいつの間にか沢靴に変貌してしまった。
ピリカペタン沢林道は入口から見えている 200mほどしか走行可能部分がない
ヒュッテからオピリネップ林道入口までの間は損傷もなく、つい先ほどまで車が走行したような感じだった。
計画通りに歩けて良かったが、林道がかなり壊れてエサオマントッタベツ川も戸蔦別川源流域の山々も、凄く遠くになったと感じてしまう山行でもあった。
5/4
05:45 車デポ
07:00 オピリネップ林道
08:10 十勝幌尻岳登山口
14:20 Co1224m C1
5/5
05:25 C1発
08:20 十勝幌尻岳P
09:08 Co1705m
11:05 Co1607m
16:30 札内岳P
17:15 Co1680m C2
5/6
05:50 C2発
07:35 Co1665m
09:35 Co1269m
11:20 5の沢
14:20 トッタベツヒュッテ
15:40 車デポ